応用情報技術者試験に合格しました(備忘録)

2018年6月20日付で応用情報技術者試験に合格しました。

非情報系の理系出身、実務経験1年半というレベルでしたが、午前・午後ともに9割くらいの点数で合格することができました。

今回合格のために利用した参考書のレビューも兼ねて、行った勉強法について記録しておきます。

試験申し込み時の筆者の属性

理系大学院(非情報系)から就職してIT系の開発を行っている社会人2年目。入社してから集合研修などがあったため実務経験は1年半くらい。

ちなみに受験理由は会社からの指示等ではなく、自己啓発と資格手当が目当てです。今回基本情報を飛ばして応用情報からの受験にしたのですが、理由としては資格手当の制度上、2回に分けて受験しても応用情報分の手当しかつかないためです。これも制度上ですが、落とすと受験料が自分持ちになってしまうので、一発で合格しようというモチベになりました。

当時試験問題をざっと見ましたが、その時点の知識と勘と運で半分解ければいい方かなぁという印象でした。論理回路やデータベースは当時全く知識がありませんでしたね。マネジメント系やストラテジ系は全くという感じです。

勉強法について

参考書は後述するキタミ式しか買ってません。過去問自体は公式サイトからダウンロードできますし、過去問の解説サイトもネット上に充実してるので、あえて過去問の問題集を購入する必要はないかと思いました。

勉強法としては、

  1. キタミ式を通読
  2. 応用情報過去問道場をひたすら解く
  3. 午後問題を解く

という感じで進めました。

キタミ式

今回購入した唯一の参考書です。

とにかくとっつきやすいです。イラストで覚えるなんて…と思う人もいるかもしれませんが、広い出題範囲の知識を学習するのに、とっつきやすいということと、イメージを活用するというのは大事なことだと感じました。そういう意味で非常によくできてます。流石に完全に文系で実務経験がない人が読むには単語の解説が薄く感じるかもしれませんが、少しはわかってるレベルだとちょうどよかったです。

少し実務ができるくらいの人が、わかりやすく情報処理の知識を身に付けたいなら試験関係なくオススメしたいですね。ただ、逆に応用情報の参考書として見れば、マネジメント系やストラテジ系の知識に抜けが多く感じるので、その辺りの補填は必要です。

1日2〜3時間、1ヶ月半くらいで通読しました。

過去問道場

キタミ式ではカバーしきれていない知識の補填と、アウトプットによる知識の定着を図ります。補填も兼ねているので知らない問題だと答えられないこともありますが、解答と解説を覚えていきます。自分はとりあえず5年分(80問×2回×5年=800問)やりました。

数百問くらいやると、重複する過去問は自然と覚えられると思います(毎年半分くらいは過去問らしい)。ちなみに、選択肢は50音順であり過去問がそのまま出た場合でも選択肢の順番が入れ替わるということはないので、選択肢の番号ごと覚えるのがベストです。

過去問外の内容については、最新の技術動向(最近だとクラウドやNoSQLなど)をどれだけ追っているかにかかってきます。

午後問対策

午後問は基本的に午前問を文章題にしているだけなので、午前がある程度できるなら知識面で難しすぎるということはないと思います。

数回分の過去問はやっておいたのですが、試験時にはDNSSQLの穴埋めでヒヤヒヤしたので、実際に出題されたときに問題の内容から推測するセンスも問われます。この辺は過去問を解く数を増やして慣れるしかないでしょうね。

試験当日について

試験は途中退出できるので、早めに終わったら長居せずに途中退出してゆったりしましょう。

模範解答は各種資格予備校サイトから、午前問は当日中、午後問は数日後に得られます。実際の合格発表はさらに2ヶ月後なのでかなりやきもきします。

受験した感想

試験範囲は情報処理を仕事にする人間(特に開発職)なら最低限持っておいたほうがいい知識だと感じました。個人的にはハードウエア周りやネットワーク、データベースが特に学習してよかったなと感じています。

次は情報処理安全確保支援士(セキュスペ)を受けようかと思っていたのですが、買ってみた参考書がイマイチだったのでどうするかわかりません…。こちらも受験したらレビューがてらブログを書きます。